佐賀清和―下北沢成徳 第2セット、スパイクを放つ佐賀清和・川内=武蔵野の森総合スポーツプラザ

 想定を上回る超高校級の高さを前に、選手たちの春高挑戦は静かに幕を下ろした。初の3回戦に臨んだ女子の佐賀清和は、総体、国体に続く3冠を目指す下北沢成徳(東京)に0-2で完敗。Vリーグ内定選手を複数擁する優勝候補に粘りのレシーブで食らい付いたが、最後は一歩及ばず、悔し涙を流した。

 「同じ高校生と思いコートに立ったが、いざ向かい合ったら大きく見えた」と話すのは、エースの川内愛以。相手の高いブロックを利用して得点を重ねる作戦を事前に練っていたが、ネット越しに感じる日本一の重圧を前に腕は縮こまり、思い切りのよさがなりを潜めたまま苦しいプレーが続いた。

 それでも、タイムアウトでは南里くるみ主将が「まだまだこれから。ここがゴールじゃないやろ」と声を掛け、全員が「まだやれる」と大きな声で応えた。第2セットは総体8強の原動力となった粘り強いレシーブで相手の強打を拾うと、機動力を生かしたコンビバレーも発揮。勝ち越しこそならなかったが、5度の連続得点を奪う意地を見せた。

 「悔しいけど完敗」と野中健志監督。「でも、『日本一までの距離』を見せてくれた3年生には感謝している」と話し、高校最後の大会で確かな足跡を残した3年生をねぎらった。

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