佐賀銀行の干隈支店(福岡市)で現金5430万円が盗まれた事件を巡り、佐賀銀行は7日までに、窃盗などの罪で実刑判決が確定した元行員の男(44)ら男性受刑者7人に約5450万円の損害賠償を求める訴訟を佐賀地裁に起こした。12月10日付。

 訴状によると、事件は2016年10月6日に発生。元行員ら6人が共謀して干隈支店から現金を盗み、残る1人は付近で見張るなどして犯行を手助けした。これまでに7人からの賠償はなく、盗まれた金額に、侵入の際に壊された開き戸などの修繕費約21万円を加えた額を請求した。

 7人は九州・四国の拘置所や刑務所に収容されている。

 佐賀銀行を巡る一連の事件では、箱崎支店への侵入や元行員による顧客情報の漏えいなどもあり、昨年9月までに起訴された計10人の実刑判決が確定している。

 佐賀銀行によると、民事訴訟は実質的な損失が出た干隈支店の事件に絞ったとし、「被告らが不法に得たお金を可能な限り回収したい」(総合企画部)としている。

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