口上と所作で各家庭に福を呼び込んだ南川良子ども七福神=有田町下南山地区

 有田町下南山地区に伝わる正月の恒例行事「南川良子ども七福神」が6日、同地区一帯で行われた。大黒天や恵比須などに扮(ふん)した小中学生男子10人が、民家約100軒を訪れて縁起のいい口上を述べ、家内安全や商売繁盛を祈った。

 江戸時代から伝わるとされる町重要無形民俗文化財。一行は先導役で裃(かみしも)姿の宰領、七福神、提灯(ちょうちん)を持った2人の「げたそろえ」で構成。墨汁で眉やひげを描き、張りぼてのタイや軍配を持って、「七福神の入りー」と声を上げながら地区内を練り歩いた。

 民家では座敷に上がると、それぞれに口上を述べて所作を披露。大黒天は木づちで床を打ち、恵比須は金色の釣り竿でタイを釣り、弁財天は琵琶を奏でるなどし、最後に宰領が「鬼は外、福は内」と大豆をまいて福を呼び込んだ。

 宰領を務めた有田中3年の山口智也さん(15)は「みんなが喜んでくれるのがうれしい。少しは地域の役に立てたかな」と話した。

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