豊作を願う口上に合わせ、竹ざおを地面に打ち付ける子どもたち=小城市牛津町の柿樋瀬公民館

 小城市牛津町の柿樋瀬地区で6日、正月の伝統行事「もぐら打ち」があった。公民館に集まった子どもたち約50人が今年の豊作を願い、広場の地面を竹ざおで元気にたたいた。

 しめ縄作りも指導する今泉清志さん(80)ら、地域の大人たちがわらを巻き付けたさおを用意した。子どもたちは、田畑を荒らすモグラを追い出す行事の由来を教わりながら、豊作を祈る口上に合わせ、さおを何度も打ち付けた。

 高齢化が進み、地域の結び付きも希薄になる中、もぐら打ちは世代を超えた貴重な交流の場という。区長の山口仁納助さん(69)は「伝統を絶やすのは簡単。子どもの数も少なくなっているからこそ、大切に受け継ぎ、育てていきたい」と話した。

 この日は恒例の餅つきもあり、子どもから大人までが威勢の良い掛け声を響かせた。

 

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