火の粉を散らしながら立ち上る鬼火たき=佐賀市の兵庫小(提供)

 新年の無病息災を願う鬼火たきが6日早朝、県内各地で実施された。大雨や台風、地震など近年多発する災害や病気から地域や家庭が無事であるようにと願う住民たちを、立ち上る炎が赤く照らした。

 佐賀市の兵庫小では、兵庫町のまちづくり協議会が主体となって開いた。高さ約3メートルのやぐらに長さ13メートルほどの竹約150本を立てかけて並べ、住民たちが持ち寄った正月飾りも火にくべた。住民たちは勢いよく立ち上る炎を囲み、カメラに収めたりしながら新たな年の始まりに思いをはせていた。

 鬼火たきの後は、子どもから大人まで参加するジョギング大会のほか、炊き出し訓練の一環で豚汁の振る舞いもあった。同協議会の塚原正一郎会長(72)は「近年はあちこちで災害があっている。鬼火たきは40年以上前から地域で続く伝統行事の一つだが、防災意識を高める機会にもなっている」と話した。

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