振る舞われた郷土料理「雪の汁」を受け取る参拝客=有田町大樽の陶山神社

 佐賀県有田町の陶山神社(宮田胤臣宮司)で12月31日深夜から年明けにかけ、恒例の有田碗灯(わんとう)が開かれた。有田焼の茶碗など約千個に明かりをともして初詣客を迎え、郷土料理の雪の汁(つゆ)の振る舞いもあった。

 碗灯は地元の皿山商店会(北川宣行会長)が開き、商店主らが茶碗やコーヒーカップなどを約100メートルの参道や灯籠などに並べた。午後11時ごろに明かりがともり、幻想的な雰囲気を演出した。

 有田焼の職人が薪窯を夜通し焚(た)いた時に食べていたという、雪の汁300食も振る舞われた。みそ汁に大根おろしと餅、薄揚げが入ったもので、初詣客が体を温めていた。

 昨夏まで同町の国際交流員を務め、“里帰り”中のマニュエル・サドフスキーさん(32)=三重県=も味わい、「有田の良さを改めて感じました」と雰囲気を楽しんでいた。碗灯は2002年から開いている。

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