昨年10月のプレ大会総合開会式まで生徒実行委員長を務めた吉村安莉さん(左)と新委員長に就任した佐藤雄貴さん=佐賀市兵庫北の佐賀清和高

昨年10月のプレ大会総合開会式まで生徒実行委員長を務めた吉村安莉さん(佐賀清和高3年)=佐賀市兵庫北の佐賀清和高

新委員長に就任した佐藤雄貴さん(佐賀清和高2年)=佐賀市兵庫北の佐賀清和高

 高校文化部の祭典「第43回全国高校総合文化祭(2019さが総文)」が7月27日から、佐賀県内で開かれる。全国から高校生2万人、保護者ら観覧者10万人が訪れる一大イベントで、生徒実行委員を中心に着々と準備が進んでいる。今夏迎える本番を前に、新旧の生徒実行委員長にさが総文への思いを聞き、高校時代の文化部活動から第一線のキャスターにはばたいた先輩にインタビューした。

■新旧実行委員長対談

「総文祭でしょ」声かけて・吉村  将来に希望感じる大会に・佐藤

 2019さが総文の運営に向けて、生徒実行委員会が17年7月に結成された。佐賀清和高3年の吉村安莉さんは同年8月から委員長として準備を引っ張り、昨年10月、同校2年の佐藤雄貴さんにバトンを託した。同実行委の結成当時から、共に大会の成功を目指してきたという2人に話を聞いた。

 -委員長を務めたこの1年を振り返ってほしい。10月のプレ大会では、代表としてあいさつをしたが、特に思いをこめた言葉は?

 吉村 委員長は楽しかったし、いろんな経験ができてありがたかった。プレ大会は次につながる大会になったと思う。全国大会は全都道府県持ち回りで開かれる。だから「47年に一度の『奇跡』」ということは立候補した時から感じていて、一番言いたいと思っていた。あいさつには、その言葉を込めた。

 -佐藤さんは文化部に所属していないが、文化部の印象は?

 佐藤 例えば、以前だと吹奏楽部は「楽器を演奏する部」と思っていた。でもそれは違っていて、実際の演奏は迫力があって、一人一人の表情がかっこよかった。努力や本気度が伝わってきた。

 -佐藤さんはなぜ実行委員に?

 佐藤 「自分を変えたい」という思いとマッチし、運命を感じた。合唱コンクールの指揮者を経験した時、観客でも演奏者でもない視点から物事を見たいと感じたのも理由の一つになった。立場が似ていると思う。

 -それぞれが思う、さが総文の見どころは?

 吉村 普段、表に出ることが少ない文化部の高校生が頑張っているところを見ることができる。全国からたくさんの高校生が佐賀へ来て、運営も高校生、出場するのも高校生という取り合わせはほかでは見られない。

 佐藤 高校生の努力を感じてもらいたいし佐賀の魅力も伝えたい。「高校生がここまでできるんだ」ということを示して、将来への希望も感じてほしい。

 -新委員長から、前の委員長に聞きたいことは?

 佐藤 とても多くの実行委員がいる中で、意見を集約するときはどうすれば?

 吉村 全ての意見を取り入れるのは難しい。ある程度のところで意見をまとめ、その上でそれに対する意見を求めた。2人の副委員長と結束して進めていた。

 -吉村さんが佐藤さんに期待することは。

 吉村 委員に一人しかいない委員長だからこそできる仕事、できることがたくさんあると私は思った。自分だからできることを考えて実行し、思いのままに進んでほしい。

 -開催に当たり、県民にお願いしたいことは?

 吉村 昨年長野であった信州総文祭で、見知らぬ人から「総文祭でしょ」と声をかけられた。うれしく、歓迎されていると感じた。佐賀でもそういう雰囲気になってくれると素晴らしい。

 佐藤 さが総文のことをもっと知ってもらいたいし、楽しみにしていてもらいたい。

 -さが総文をどんな大会にしたい?

 佐藤 一番は、出場する高校生に全力を出し切って楽しんでもらいたい。来てくれた人に感動を持ち帰ってもらい、実行委員にも大会を楽しんでほしい。

 吉村 みんなが納得いく大会にしてもらいたい。本番も、もちろん見に行く。

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