九州新幹線が地震で運転を見合わせたため、在来線に乗り換えようと改札口に並んだ乗客=3日午後7時20分ごろ、JR新鳥栖駅

 佐賀県鳥栖市のJR新鳥栖駅では3日、熊本県を震源とする地震に伴う九州新幹線の運休で、在来線による振り替え輸送が実施された。改札口には乗り換えの証明書類を受け取る乗客の列ができ、疲れた表情を浮かべた人たちが目立った。

 熊本市から広島市に帰る途中だったという20代の男性は「地震の揺れは全く感じなかったけれど、車内が停電してすぐに列車が止まった。40~50分ほど動かなかった」と振り返った。在来線で博多まで行き、新幹線に乗り換える予定と話し、「今日中に広島に戻れれば」と先を急いだ。

 福岡県久留米市の実家に帰省し、東京に戻る途中だった30代男性は、JR久留米駅で乗車した直後に新幹線が止まった。「地震だから仕方がないけれど、仕事があるから明日中には東京に戻らないといけない」と焦っていた。いったん実家に戻り、4日に再び東京に向かうつもりと話したが、「スマートフォンで調べたら飛行機はほぼ満席。朝一番で新幹線に乗るしかないかも」と、復旧の行方に気をもんでいた。

 佐賀県は地震発生から約5分後の午後6時15分に災害情報連絡室を設置し、情報を収集した。県内では地震による被害は確認されていないとしている。

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