龍谷―羽黒 後半、攻め込む龍谷・出口(手前右)=フクアリ

 龍谷は前半に3得点。後半は堅い守りで相手の攻撃を封じ込めた。

 龍谷は前半3分、FW出口の力強いシュートで幸先良く先制した。9分にMF後藤がPKを決めると、32分には出口がこの日2点目となるゴールを決めた。

 後半は羽黒の反撃を受け、攻め込まれる場面が増えたものの、GK長田が安定したセービングを随所に見せた。前線からのプレスも衰えず、最後まで得点を与えなかった。

■電光石火、出口2ゴール

 初出場とは思えない堂々とした試合運びを全国舞台で披露した。龍谷は山形大会を無失点で勝ち抜いた羽黒から前半だけで3得点。会心の2ゴールを決めたFW出口陸は「緊張はなかった。今までやってきたことを出すだけだった」と胸を張った。

 電光石火の一撃だった。前半3分、出口は後方からのロングボールに快足を飛ばした。角度のない位置だったが、「自主練習でやってきたコース。ゴールしか見えなかった」と右足を思い切り振り抜き、ネットに突き刺した。32分にもMF横山太一からの縦パスに鋭く反応し、相手GKとの1対1をワンタッチでかわして加点した。

 2013年から指揮を執る太田恵介監督はJ2福岡などでFWとして活躍した元Jリーガー。福岡市出身の出口はプロの世界を知る太田監督に基礎から学びたいと龍谷を選んだ。「裏への抜けだし、ボールの収め方…。数えきれないほど教わった」。感謝の思いをゴールに変えた。

 守りでも奮闘し、パスを細かくつないで攻めてくる相手をしつこいプレスで寸断。高い位置を取る相手両サイドバックの背後を何度も突き、「大きな自信になる勝利」(太田監督)を手にした。「次も自分の役割を果たす」と出口。8強入りに向け、気負いはない。

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