佐賀県教育委員会は、本年度初めて県立高運動部の休養日に関する調査を実施し、9割以上の運動部が県教委が呼び掛けている土日祝日での月1日の休養日を取得していることが分かった。県内では中学校も含めて休養日が浸透してきているが、来年度から運用する運動部活動方針では土日を含めて週2日以上の休養日を目安に設定しており、取り組みの強化が求められる。

 県教委は活動時間の上限などを定めた活動方針を8月に策定。これに沿って市町教委が本年度中に方針をまとめ来年度から運用するのに合わせ、休養の実態把握を目的に調査している。

 調査結果では、4月から11月までの8カ月間で、土日祝日に月1日ペースの8日以上休んだのは、473の運動部のうち93・4%。月2日ペースの16日以上の休養も8割近くに達した。ただ、県総体前の4、5月などでは取得率が下がる傾向もみられた。

 公立中では、17年11月から設定している毎月第3日曜の「統一休養日」の実施率が、運動部で18年11月に初めて100%に達している。

 活動方針は、けが防止などの観点から、1日の活動時間を平日2時間、休日3時間程度までとし、土日を含めた週2日以上の休養日を設けるよう求めている。ただ対象は主に中学校で、発達段階の違いなどから適用に異論も出た高校は「原則適用」。今回の調査でも、活動方針の水準(週2日以上)である土日祝日での32日以上の休養は37・2%にとどまり、現場では混乱も予想される。

 県保健体育課は「高校でも休養日が広がりつつある」と調査結果を評価した上で、活動方針の高校での適用については「調査で明らかになった実態をベースに、県全体で取り組める目標を方針の水準まで段階的に引き上げたい」と説明する。

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