全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間100キロに37チームが参加して行われ、旭化成が4時間51分27秒で3連覇を果たし、歴代最多の優勝回数を24に伸ばした。MHPSが4秒差で過去最高の2位。トヨタ自動車が3位に入った。

 佐賀県勢は2年連続出場のひらまつ病院(小城市)が5時間17分13秒で36位、初出場の戸上電機製作所(佐賀市)は5時間18分23秒で37位だった。

 旭化成は3区の鎧坂哲哉が区間1位の快走で8位から2位に浮上。4区で後退したが、6区の市田宏が34秒差の2位から3年連続の区間賞を獲得してトップに立ち、大六野秀畝がアンカー勝負を制した。MHPSは4区でジャカルタ・アジア大会マラソン覇者の井上大仁が首位を奪ったが、競り負けた。

 富士通が4位、コニカミノルタが5位。設楽悠太を欠いた前回2位のホンダは24位だった。

 ▽成績

 (1)旭化成(村山紘、キプヤティチ、鎧坂、市田孝、村山謙、市田宏、大六野)4時間51分27秒(2)MHPS4時間51分31秒(3)トヨタ自動車4時間52分34秒(4)富士通4時間53分17秒(5)コニカミノルタ4時間53分37秒(6)トヨタ自動車九州4時間54分16秒(7)マツダ4時間54分20秒(8)カネボウ4時間55分2秒(9)中国電力4時間55分2秒(10)SUBARU4時間55分7秒(11)安川電機4時間55分22秒(12)小森コーポレーション4時間55分37秒(13)中電工4時間55分40秒(14)住友電工4時間55分47秒(15)九電工4時間56分15秒(16)日清食品グループ4時間56分23秒(17)トーエネック4時間56分41秒(18)日立物流4時間57分32秒(19)愛知製鋼4時間57分51秒(20)大塚製薬4時間57分53秒(21)トヨタ紡織4時間58分17秒(22)黒崎播磨4時間58分47秒(23)ヤクルト4時間58分52秒(24)ホンダ4時間59分23秒(25)NTT西日本4時間59分24秒(26)八千代工業4時間59分26秒(27)YKK4時間59分28秒(28)プレス工業4時間59分36秒(29)NTN5時間1分46秒(30)愛三工業5時間2分13秒(31)西鉄5時間2分22秒(32)JR東日本5時間2分54秒(33)SGホールディングスグループ5時間3分35秒(34)中央発条5時間5分59秒(35)セキノ興産5時間8分26秒(36)ひらまつ病院5時間17分13秒(37)戸上電機製作所5時間18分23秒

 【区間1位記録】

 ▽1区(12・3キロ) 中村信一郎(九電工)35分57秒

 ▽2区(8・3キロ) ロジャースチュモ・ケモイ(愛三工業)22分12秒

 ▽3区(13・6キロ) 鎧坂哲哉(旭化成)38分4秒

 ▽4区(22・4キロ) 井上大仁(MHPS)1時間4分37秒

 ▽5区(15・8キロ) 服部勇馬(トヨタ自動車)45分47秒

 ▽6区(12・1キロ) 市田宏(旭化成)36分14秒

 ▽7区(15・5キロ) 古賀淳紫(安川電機、鳥栖工高出身)45分36秒

 

1区梶原が粘り ひらまつ病院

 ひらまつ病院は2年連続で1区(12・3キロ)を担った梶原有高が力走。先頭と14秒差の区間19位でたすきをつないだ。ただ、前回の区間3位に及ばず、「区間5位以内が目標だったのでよくはない」と厳しく振り返った。

 レースは例年より遅く1キロ3分台のペースで始まったが、「1区はいろんな展開がある。想定の範囲内だった」と梶原。集団の後方にピタリとつけると、スピードが一気に上がった後半も粘り、好位置でリレーした。

 チームは九州予選を前回8位、今回9位と出場枠ぎりぎりの順位で通過。全国大会は2年連続で36位となり、梶原は「練習面の改善が必要」と課題を口にする。中島泰伸監督は「全国で戦うには、まずは九州予選で7位以内に入る力を身に付けたい」と選手たちに一層の奮起を求めた。

 ひらまつ病院の成績

区間(距離) 選  手   区間成績     累計

1区(12.3キロ)梶原 有高 (19)36分11秒    

2区(8.3キロ)田中 飛鳥 (36)24分39秒 (36)1時間0分50秒

3区(13.6キロ)石田 政 (37)42分52秒 (36)1時間43分42秒

4区(22.4キロ)堤 渉 (37)1時間11分43秒 (36)2時間55分25秒

5区(15.8キロ)藤田 啓生 (35)50分42秒 (36)3時間46分7秒

6区(12.1キロ)末次 亮 (36)39分36秒 (36)4時間25分43秒

7区(15.5キロ)川谷 勇貴 (37)51分30秒 (36)5時間17分13秒

初出場、経験糧に 戸上電機

 全国の壁が高く立ちはだかった。創部56年目にして悲願の初出場となった戸上電機製作所は37チーム中37位。厳しい結果になったが、チームの歴史に新たな一ページを加えた。田島時夫監督は「全国のレベルを肌で感じられた」と高速レースに果敢に挑んだ選手たちをねぎらった。

 チームの大黒柱で1区を任された安藤慎治が出遅れ、37位でたすきを渡すと、以降も順位を上げることはできなかった。初出場の選手たちを元気づけたいと、社員や家族ら約70人が現地を訪れ、沿道で必死に声援を送った。

 参加チームは強豪ばかりで、今大会の初出場は戸上電機だけだった。「どうしたら強くなれるのか。今回の悔しさを糧に練習に取り組みたい」と田島監督。ワンランク上のチームを目指す決意を示した。(田原一郎)

 

 戸上電機の成績

区間(距離)  選  手  区間成績     累計

1区(12.3キロ)安藤 慎治 (37)38分50秒    

2区(8.3キロ)堀 聡介 (37)25分40秒 (37)1時間4分30秒

3区(13.6キロ)渡邊 太陽 (36)41分42秒 (37)1時間46分12秒

4区(22.4キロ)溝田 槙悟 (34)1時間9分47秒 (37)2時間55分59秒

5区(15.8キロ)平 敏治 (37)51分30秒 (37)3時間47分29秒

6区(12.1キロ)樋口 秀星 (37)39分39秒 (37)4時間27分8秒

7区(15.5キロ)出雲 一真 (36)51分15秒 (37)5時間18分23秒

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