サッカー・J1サガン鳥栖の新たな戦いが始まる。チームは昨季、主力のけがが相次いで下位に沈み、夏場の大型補強や終盤の監督交代など紆余(うよ)曲折を経て最終戦で残留を確定させた。J1参戦8年目となる今季は新指揮官にスペイン出身のルイス・カレーラス氏を迎え、14位からの一気の巻き返しを狙う。
 チームの大黒柱として活躍が期待されるのは、昨年7月に加入した元スペイン代表FWフェルナンド・トーレス。すぐに周囲に溶け込み、リーグ戦は17試合で3得点を挙げた。日本での生活を気に入っており、世界的ストライカーの本領発揮はこれからだろう。
 新監督のカレーラス氏は46歳。現役時代はDFでスペイン1部リーグのバルセロナなどで活躍した。指導者としては母国の4クラブで指揮官を歴任し、攻撃的なサッカーに定評がある。「私にとって大きなチャレンジ。スペインで培ってきたものを全て出す」と誓う。
 チームとしては昨季リーグ最少得点にとどまった攻撃力の磨き上げが最優先課題となる。トーレスに加え、元日本代表の金崎夢生、復活を期す豊田陽平らのゴールラッシュを期待したい。躍動感あふれるサッカーを見せてほしい。

このエントリーをはてなブックマークに追加