奉納されたブリに御神矢で切り目を入れる草場昭司宮司=佐賀市の佐嘉神社

 平成最後の大みそかとなる12月31日、伝統行事「鰤祭(ぶりさい)」が佐賀市の佐嘉神社で開かれた。魚市場や鮮魚店から奉納されたブリ15匹を祭壇に供え、商売繁盛や豊漁を祈願した。

 神事では、草場昭司宮司が祝詞を読み上げ、包丁に見立てた御神矢でブリに切れ目を入れる「調理の儀」を行った。参列した水産業者らも玉串を奉納した。

 佐嘉神社の責任役員で窓乃梅酒造社長の古賀釀治さん(70)は「1年を締めくくる大切な行事。魚と日本酒は日本の大切な食文化として関連している。新年も良い年にしていきたい」と語った。

 鰤祭は佐賀藩祖鍋島直茂が文禄・慶長の役の朝鮮出兵から伊万里港に帰陣した際に、船に躍り上がったブリを見て「武威(鰤)が上がった」と喜んだことにちなんでいる。

佐嘉神社で鰤祭
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