佐賀県庁の2000年問題対策本部で、市町村からの報告を受ける県職員=平成12年1月1日

 2000年を迎えた途端にコンピューターが誤作動を起こす恐れがあると心配された2000年問題(Y2K)。県内の自治体や事業所も大みそかから厳戒態勢で日付変更を見守った。有線テレビなどでいくつかのトラブルはあったが、電力などライフライン上の問題は発生しなかった。

 県内全自治体が対策本部を設置し、12月31日から元日にかけ、合計約千人(出先機関を含む)の職員が特別待機した。市民生活に直結する電力、電話、水道、ガス、交通、病院など社会インフラ関連のトラブル対応と情報収集にあたった。

 県庁では井本勇知事(当時)をはじめ、83人が越年で警戒。1日午前0時直後、コンピューターのチェックを終わったインフラ関連の事業所や市町村などから対策本部へ次々と「異常なし」の報告が入った。

 トラブルとしては、富士町(当時佐賀郡)の有線テレビで、農業用気象観測データを集約するパソコンが誤作動を起こした程度。1日午前0時すぎには「おめでとうコール」の急増で、携帯電話が局地的につながりにくい状態になった。

 不測の事態を想定した2000年問題だったが、県民生活は平静で、対策本部への問い合わせなどもなかった。(新元号まであと120日)

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