多様な食文化への理解を訴える中村好明さん=佐賀市のアバンセ

 学校給食の充実を図る「第2回佐賀県学校給食大会」が26日、佐賀市のアバンセで開かれた。県内の栄養教諭や調理員ら約300人が、子どもに届ける給食の大切さをさまざまな視点から見つめた。

 観光立国の実現を目指す「日本インバウンド連合会」の中村好明理事長が「海外食文化への対応」について講演した。世界には食事に制限のあるムスリム、ベジタリアン、ビーガン(完全菜食主義者)が25億人いて、世界の人口の約36%を占めると紹介。訪日外国人が年々増える中、「日本は海外の食文化への対応が遅れている」と訴えた。

 鳥栖市内の小学校教員、杉本智美さん(56)は「外国の食文化に対応できる専門家は市内の給食センターにはいない。私自身ベジタリアンなどの細かい定義も知らないので、政府は何か対策を考えてほしい」と話した。

 講義の他にも給食の調理実習会や献立発表会があり、参加者は見識を深めていた。

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