佐賀市の旧富士小学校体育館改修問題を調査している市議会総務委員会は20日、定例議会最終日の本会議で中間報告をした。工事の委託契約で「不適切な事務処理があった」と指摘し、原因究明と対策を早急に進めるように求めた。秀島敏行市長は議会終了後の会見で、来年の3月議会をめどに自らを含む関係者の処分案を示す意向を示した。

 中間報告では、耐震補強設計業務の委託契約を巡り、業者への口頭での依頼や、手書きなど不完全な書類で業務を進めた点に加え、バスケットボールチーム「佐賀バルーナーズ」が練習拠点として使用することに起案文で全く触れていなかった点などを問題視した。改修理由の一つで、破損していたとされていた窓ガラスが実際には割れていなかった点も指摘した。

 市執行部らへの10回にわたる聞き取りなどを基に報告した。山下伸二委員長は「市民が大きな不信感を招いていることを重く受け止めてほしい」と求めた。

 秀島市長は会見で「組織として機能していないことを指摘されたと受け止めている」などと述べた。

 総務委は本会議後、体育館改修が旧富士小跡地全体の利活用計画に与えた影響を審議した。地域振興部の古賀臣介部長は、利活用計画に影響が出ないことを条件に改修を了承したと説明した。女子トイレが撤去されてシャワー室が設置された件については、職員から事前の報告はなかったといい、改修問題が明るみに出た後の10月の視察時の感想を述べ「もっと簡易的なものだと思っていた。イメージと違った」と証言した。

 次回は26日に職員倫理などをテーマに審議する。

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