7月にオープンした「タクア」。猛暑の影響で、目玉のプールには多くの家族連れが訪れた=多久市北多久町

 多久市が整備し、民間企業が運営する大型の温泉保養宿泊施設「タクア」が7月にオープンした。施設の漏水で開業は当初計画から5カ月遅れたものの、夏の猛暑で屋内プールの利用が伸びるなど順調な出足となった。課題は宿泊客の掘り起こし。他の観光施設と連携し、広域からの集客を増やしていけるかが経営安定の鍵になる。

 財政負担の大きい公共施設の維持管理が課題になる中、小城市と共用する可燃ごみの焼却施設の建設工事が始まった。2020年4月から20年間運用する計画で、広域化による効率的な運営が期待される。

 小城市との公立病院の統合は、市内に新病院を建設する場合の候補地が3カ所に絞られた。小城市内の候補地2カ所と併せ、市は持続的な経営が可能かどうかを見極めながら、両市長を交えた選定委員会で本年度中の適地決定を目指す。

 人口減少や自動車の普及を背景に、市民生活への影響も出た。JR九州は3月のダイヤ改正で、市内を通る唐津線の運行本数を削減した。経営効率化の一環で、JR利用者が多い多久高は授業時間の大幅な見直しを迫られた。

 危険な状態で放置され、通行人や近隣住民に危害が及ぶ恐れが切迫しているとして市は9月、所有者不在の空き家1棟を解体した。空き家の適切な管理に関する条例で定めた「緊急安全措置」による対応で、措置に踏み切ったのは初めて。空き家問題が深刻化している状況が浮かんだ。

 

 5大ニュース

(1)大型の温泉保養宿泊施設「タクア」がオープン

(2)広域のごみ処理施設着工

(3)小城市との公立病院統合へ、新病院候補地絞る

(4)JR唐津線、運行本数削減。影響で多久高、授業時間を大幅変更

(5)「緊急安全措置」で空き家を解体

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