西九州自動車道でのり面が崩落。巻き込まれた人がいないか調べる佐賀広域消防局の高度救助隊=10月1日、伊万里市南波多町

伊万里市ののり面崩壊を巡る対策検討会で、あいさつする落合英俊委員長=佐賀市の佐賀国道事務所

 10月に起きた伊万里市の西九州自動車道のり面崩落を巡り、学識者らでつくる対策検討会(委員長・落合英俊九州大学名誉教授、9人)の第4回会合が18日、佐賀市であった。全面通行止めになっている南波多谷口-伊万里東府招インターチェンジ(IC)間(5・3キロ)の通行再開が、対策工事が完了する来年4月ごろになることを確認した。

 検討会は非公開。落合委員長らによると、南波多谷口-伊万里東府招IC間では、崩落現場に加え、他ののり面1カ所でも対策の必要性を確認した。崩落現場と共通する地質や水の流れなどの状況から判断した。

 のり面は高さ7メートル、幅130メートルで崩落現場の北寄りにあり、植生で保護されている。既に工事に着手しており、植生を取り除いた上でコンクリートや鉄筋で固める。崩落現場も含め工事は来年4月ごろまでに終えるとしている。

 崩落の原因については、雨水や地下水の浸透で地盤が弱ったことが一因に挙げられており、落合委員長は「(検討会は)いろいろな要因が絡まっているとの結論で、これという特定はできない」とし、原因究明は終えたとの認識を示した。

 今後は必要に応じて検討会を開く。

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