2コースで計14便運行されている現在の通学福祉バス。3月からリニューアルされ利便性が向上する=上峰町役場前

バスロケーションシステムのイメージ図。バスの現在地や待ち時間などが分かる

 上峰町の町内巡回バスが来年3月下旬、リニューアルされる。これまで2台だった車両を5台に増車。予約型の乗り合いタクシーの導入など運行形態も一新する計画で、町は「利便性が大幅に向上する。多くの人に使ってもらいたい」と話している。

 町は2000年から通学福祉バスを運行。北回りと南回りの2系統で、それぞれ7便を走らせている。利用者数は通学利用の小学生を合わせて1日約100人だったが、「バスが来るまで時間がかかる」「バス停まで歩くのが大変なので家の近くまで来てほしい」などの意見が出ていた。

 リニューアル後は、「通学バス」「施設間定期巡回バス」「予約型乗合タクシー」の3種類を運行。通学バスは33人乗りと29人乗りの小型バス2台を使い、北回りと南回りの2コースでそれぞれ3便(登校1便、下校2便)を走らす。

 施設間定期巡回バスは、役場などの公共施設や医療機関、路線バスのバス停など町内10カ所を、1時間半~2時間おきに、1日5便運行。16人乗りのマイクロバス1台を使用する。バス停のうち数カ所には、バスの現在地などの運行情報が分かる「バスロケーションシステム」を設置する予定で、乗客の利便性が大幅に向上する。

 予約型乗合タクシーは2台導入し、利用者の自宅と公共施設や病院、スーパーなど町内34カ所を結ぶ。乗車の30分前までに予約すれば利用できる。「バス停が遠くて大変」との声に応えたもので、町役場は「指定した34カ所までしか行けないが、施設間巡回バスと併用してもらえれば利便性が高いと思う」としている。

 運賃は通学バス50円、施設間巡回バス100円、乗合タクシー300円。定期券の発行や、運転免許返納者への優遇措置なども計画されている。町役場は「バスを利用しやすくすることで、家に居がちな高齢者が外に出るきっかけになれば」と期待している。

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