知事選で投票する10代の有権者。全体の投票率は伸び悩み、過去最低を更新した=16日午後、佐賀市の赤松小体育館

 現職と新人の一騎打ちとなった佐賀県知事選の投票率は35・26%で、前回比19・35ポイント減と大幅に下落、過去最低を更新した。下落幅は初めて10ポイントを超え、20ポイントに迫った。新人4人が激戦を繰り広げた前回と比べて盛り上がりに欠けたことに加え、悪天候も重なり、30%台という極めて低い投票率となった。

 全20市町で前回の投票率を下回った。10市のうち40%を超えたのは鹿島市だけで、佐賀市など8市は30%台。鳥栖市は20%台に落ち込んだ。50%を上回ったのは白石町だけだった。

 告示翌日から15日までの期日前・不在者投票の合計も、前回比2万1750票減の7万6832票。投票率は3・25ポイント減の11・20%だった。

 全国的に注目を浴びながら投票率が下がった前回の「年またぎ選挙」と同様、師走に実施され、県議選と別日程の単独選挙となったことが有権者の関心をそいだ可能性がある。投票日に県内で雨が降り続いたことも投票行動に影響したとみられる。

 知事選はこれで、2007年の選挙から4回連続で投票率が下がったことになる。山口祥義候補、今田真人候補の陣営は低投票率への危機感から投票所に足を運ぶよう訴えたが、浸透しなかった。最近の他県の知事選でも投票率は軒並み前回を下回っており、県政への関心をいかに高めるかが問われる。

 当日有権者数は67万9689人(男性31万7581人、女性36万2108人)。前回より3824人増えている。

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