実践事例を報告する教諭=佐賀市の佐賀新聞社

 教育に新聞を生かすNIEの実践のあり方について意見交換する県NIE研究会(会長・富吉賢太郎佐賀新聞社専務)の会合がこのほど、佐賀市天神の佐賀新聞社で開かれた。

 小城中の大庭佐和子教諭(46)は、新聞記事を収集し、現在の差別事象についてまとめた3年生の実践を報告し、「記事を収集、整理、分析する中で生徒自身が問題意識を深め、さまざまな差別的事象に気付くようになった」と生徒の成長を語った。

 社会科公民の授業で、県知事選挙に関する記事を使って投票の判断材料について考えさせた佐志中の川原峻教諭(30)は「生徒は興味を持って記事を読みとっていた。複数の判断基準をもとに考え、発表にも積極的だった」と効果を報告した。

 NIEアドバイザーの光武正夫・厳木中教頭は「生徒が目的意識を持って主体的に人権学習に取り組み、地域に開かれた学びに発展した」「現在進行中の県知事選挙に関する記事を多角的に取り上げ、生徒が考察を深めることは、3年後に有権者となる生徒たちにとって、生きた主権者教育につながる」と評した。

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