「一人の力には限界があり、ネットワークづくりが解決の可能性を高める」と語った谷口仁史さん=佐賀市のほほえみ館

 不登校や引きこもりなど社会的に孤立した子どもや若者の支援について考える講座が11日、佐賀市のほほえみ館で開かれた。NPOスチューデント・サポート・フェイス(S.S.F.)代表理事の谷口仁史さん(42)が、子どもを取り巻く困難な環境下での支援のあり方を語った。

 谷口さんは佐賀大学卒業後、大学教授ら有志を募りS.S.F.を設立。専門家や地域の市民活動団体など幅広い支援機関と連携して不登校や引きこもり、ニートなどの子どもや若者の自立支援に取り組んでいる。

 講演では、他人に心を閉ざした子どもや若者に対しては「価値観のチャンネルを合わせることが大事」と語り、興味や関心のある話題から交流し、信頼関係を築く必要性を説いた。

 さらに、親も悩みを抱えている場合が多く、家庭環境のトラブルが複雑化しているといい「複数の専門家や地域と情報を共有して自立へのプログラムに取り組むことが解決の糸口につながる」と語った。

 講座は、アバンセが実施する「家庭教育支援者リーダー等養成講座」の一環で開かれた。保育園や子育て支援団体などから約90人が参加した。

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