アスリートのかっこよさ。まず圧倒されるのは、その均整のとれた体格。プロとしての自覚と、たゆみない日ごろの鍛錬が頑健でしなやかな身体を作っていくのだろう◆J1サガン鳥栖の年間MVPに輝いたGK権田修一選手(29)は実にかっこよかった。立ち姿がまぶしかった。さらに感心したのは受賞の喜びとシーズンを振り返るインタビューに答えるコメントの一言一言◆「サッカーという競技でゴールキーパーがシーズン通して印象に残るようではいけない。やはり、点を取るフォワードの活躍が光るチームが最高。僕はどんなに頑張っても勝ち点3は取れない。GKは守りきって勝ち点1ですから」◆アウェー(相手本拠地)を制するものがサッカーを制す-と言う。「アウェーゲームで思うのですが、本当に“アウェー感”があるんですよ。それで、例えば高校の同級生が佐賀から就職や進学で東京や大阪、横浜や埼玉にいるとしたら、そのアウェーゲームに1人が1人を誘ってほしい。仮に300人が声をかけてもらえたら600人になる。サポーターの声援はほんと百人力なんです」◆“敵地の一戦”にサポーターの力がほしいことをそんなふうに言葉を置き換えた。さすがである。権田選手が正月5日開幕のアジア杯日本代表に選ばれた。クレバー(賢い)な活躍が楽しみである。(賢)

このエントリーをはてなブックマークに追加