久米島の生徒たちが観賞した十一代齋藤用之助と島義勇が登場する劇で、出演者らに観劇の感動を語る十四代齋藤用之助さん(左)=佐賀市の佐賀城本丸歴史館

 沖縄県久米島町の中学生が14日から16日にかけて佐賀を訪れている。15日は佐賀市の中学生と交流したほか、佐賀出身で久米島と関わりの深い十一代齋藤用之助(1859~1933年)をめぐる劇を観賞。佐賀との縁をあらためて学び、明治時代から今につながるきずなを深めた。

 久米島町と佐賀市の中学生による交流は2012年度から始まった。生徒の相互訪問は今年で7回目を迎え、今回は久米島町内の中学生16人が訪れた。交流のきっかけになった十一代齋藤用之助は明治時代、1903年4月に硫黄鳥島が大噴火した際、全島民700人の久米島移住を成し遂げ、北海道を開拓した島義勇(1822~74年)と共に「神様と呼ばれた男」として知られる。

 一行は15日、佐賀市内でバルーンの搭乗体験をし、さが幕末維新博覧会を見学。佐賀城本丸歴史館で、用之助と島の活躍を描く劇を観賞した。久米島から佐賀に来て中学生らと一緒に観劇した第十四代齋藤用之助さんは「十一代の思いがこもった劇だった。久米島のみんなにも見せたい」と感動を表した。

 久米島町から来た名嘉真衣子さん(13)は「バルーンは思ったより高く飛んだ。お芝居は観客を巻き込んだ演出が面白く、二人がなぜ『神様』と呼ばれているかがよく分かった」と話していた。

 一行は16日もお別れ会などを通して交流する。佐賀城本丸歴史館では1月14日まで、用之助と島の活躍を紹介する特別展「肥前さが幕末維新の『志』」を開いている。問い合わせは同館、電話0952(41)7550。

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