佐賀県知事選の投票率の推移

平成の知事選挙

 佐賀県知事選は16日、投開票日を迎える。いずれも無所属で、現職の山口祥義やまぐちよしのり候補(53)=1期、自民、公明推薦=と、新人で共産党県委員長の今田真人いまだまさと候補(72)=共産推薦=が論戦を繰り広げている。2007年の選挙以降は3回連続で投票率が下がり、新人4人が激戦を繰り広げた2015年の前回も54・61%と過去最低を更新した。最近の他県の知事選でも軒並み前回を下回っている。選挙権が18引き下げられてから初の知事選でもあり、投票率がどうなるかも注目されている。

 

 知事選はこれまで18回実施され、投票率は1951年の93・32%が最高で、63年だけが無投票だった。79年(84・92%)から95年(64・34%)まで5回連続で低下し、その後に上昇して新人6人が争った2003年には7割に迫った。しかし、再び下落に転じ、過去2回は50%台だった。

 前知事の辞職に伴う異例の「年またぎ選挙」になった前回15年は、12年ぶりに保守分裂選挙になるなどして話題になったが、投票率は下がった。年末年始の時期や、直前の衆院選から続いた「選挙疲れ」、前々回までのように県議との同日選ではなくなったことが理由として指摘された。

 投票率の低迷は全国的な傾向で、10月以降の県知事選でみると、福島が45・04%(前回比0・81ポイント減)、愛媛が39・05%(同3・88ポイント減)、和歌山が38・33%(同1・32ポイント減)で、いずれも前回を下回った。今年2月実施の長崎も36・03%(同4・69ポイント減)で4割を切った。

 県選挙管理委員会がまとめた告示日翌日から11日までの12日間の期日前投票者数と不在者投票者数の合計は3万4894人で、前回知事選の同時点より605人減少した。投票率も前回を0・11ポイント下回り5・09%だった。期日前投票者数は3万4399人で前回より943人減った。不在者投票者数は495人で前回を338人上回った。

 県選管は投票率アップに向けた取り組みを強め、県内の10~30代を対象にしたスマートフォン向けの広告を初めて実施している。市町選管も選挙戦後半に期日前投票所を増やしている。

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