任期満了に伴う佐賀県知事選は16日に投票、即日開票される。無所属同士の選挙戦は、再選を目指す現職の山口祥義候補(53)=自民、公明推薦=が実績を強調して支持を集める一方、新人で共産党県委員会委員長の今田真人候補(72)=共産推薦=は国策課題への対応に異を唱えて支持拡大を目指している。 

 自衛隊輸送機オスプレイの佐賀空港配備計画や原発といった県民世論を二分する問題に加え、人口減少への対応などが争点になっている。山口県政の1期目への評価も問われている。

 山口候補は、肥前さが幕末維新博覧会開催や子育て支援策の実績をアピールしながら「佐賀の時代をつくる」と訴えている。農業や商工、建設などの全県的な業界団体が推薦する組織力に加え、市町の首長や議員らが街演車を先導しており、優勢を保っている。

 今田候補は、公約の3本柱に配備計画の反対、玄海原発の廃止、諫早湾干拓事業の排水門開門を掲げ、現職への批判票の取り込みを目指す。告示2週間前の出馬表明で出遅れたが、反原発や労働団体などの支援を受け、つじ説法を重ねて支持を呼び掛けている。

 投票は16日、県内336カ所で行う。午前7時~午後8時までだが、離島や山間部を含む8市町の155カ所は、投票の締め切りを1~2時間繰り上げる。1日現在の選挙人名簿登録者数は68万6151人(男性32万941人、女性36万5210人)。

 

県知事選立候補者(届け出順、かっこ内は元職)

山口祥義(やまぐち よしのり)(53)
無 現(1)自公推薦
県知事(総務省過疎対策室長、JTB総合研究所地域振興ディレクター、長崎県総務部長)東京大法学部卒、佐賀市

 

今田真人(いまだ まさと)(72)
無 新 共推薦
共産党県委員長、党中央委員(党県委員会書記長、同副委員長、党県東部地区委員長)佐賀大教育学部卒、佐賀市

このエントリーをはてなブックマークに追加