指定管理者制度で運営されている佐賀市健康運動センター=高木瀬町

 佐賀市健康運動センター(高木瀬町)の指定管理者選定を巡り、委託先候補の企業グループのうち1社が管理料を受け取らない事業案で、市の選定委員会から承認を受けていたことが14日、市議会総務委員会で取り上げられた。グループに委託する議案を市が提出し、スタッフに適切な人件費が支払われないのではないかとの疑義が委員側から相次いだ。議案を可決するかどうか、17日に判断する。

 センターは2004年にオープンし、屋内プールやトレーニングルーム、サッカー場などを備えている。運営を民間に委託する指定管理者制度を採用し、5年ごとに運営団体を公募してきた。現在はサッカーJ1サガン鳥栖の運営会社「サガン・ドリームス」など3社の企業グループが委託を受けている。

 来年度からの運営団体を募集したところ、同じグループから応募があったが、新たにバスケットボールチーム「佐賀バルーナーズ」の運営会社「サガスポーツクラブ」が含まれていた。

 同社は食育講座などに職員3人を派遣する計画だが、指定管理料は分配されないことになっていた。専門機関の経営診断では「定期的に財務内容をチェックし、業務遂行能力を診断することが望まれる」と報告されていた。委員からは「市役所の委託業務が、ただ働きでいいのか」などと適格性を問う意見が続いた。

 学識者や市幹部による選定委は9月、グループ全体の能力や事業計画から、委託先として問題はないと判断していた。

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