刺繍枠「カクイチ」を使った日本刺繍の作品群=佐賀市白山のエスプラッツ

 日本刺繍(ししゅう)作家の古賀陽子さん(神埼市)が主宰する「日本刺繍いち」の作品展が、佐賀市白山のエスプラッツで開かれている。絹の布と糸で表現した繊細な世界が広がる刺繍作品約30点と、千代田東部小や佐賀清和高の子どもたちと制作した作品が会場を彩る。20日まで。

 約50センチの花嫁人形は、刺繍を施した着物に佐賀錦の帯を締めた豪華な立ち姿が目を見張る。古賀さんが開発した刺繍枠「カクイチ」を使った作品群は、余白を生かした花々の刺繍が立体感を持って見る者に迫る。

 千代田東部小児童は、クリスマスリースをかたどった生地に思い思いの飾りを縫い付けた。佐賀清和高の生徒からは「自分で刺繍した帯留めを成人式で使いたい」との声もあったという。

 古賀さんは「伝統工芸の日本刺繍は、茶道や華道と同じく繍道(ぬいどう)という日本の伝統文化。フラットな気分で、自分の心をのぞくように手先の動きを見る手仕事」と話す。問い合わせは日本刺繍いち、電話080(2772)1753。

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