ふるさと納税総合サイト用の画像。左は農園を営む安東浩太郎代表(佐賀県提供)

 佐賀県はふるさと納税を活用して起業家の資金調達の支援に乗り出す。第1弾は、耕作放棄地の有効活用や新規就農者の増加を目指すアスパラガス生産者のビジネスプランを応援するための寄付を募る。国内最大のふるさと納税総合サイト「ふるさとチョイス」を通じて来年3月9日まで受け付ける。

 

 総務省が本年度から始めた「ふるさと起業家支援プロジェクト」の一つとして実施する。藤津郡太良町の中山間地で農園「A-noker」(ええのうかー)を営む安東浩太郎代表(39)が取り組むプロジェクトを対象にしている。

 農園はブランド化した高品質のアスパラガスのハウス栽培をしている。IoT(モノのインターネット)を活用して温度や土壌などのデータから収穫時期を予測するシステムの構築や、収穫ロボットの導入で省力化を進めており、今回は農作物に自動で水を注ぐ設備に必要な200万円の調達を目指す。

 県と「県ベンチャー交流ネットワーク」が開催した本年度のビジネスプランコンテストで優秀賞に選ばれ、ふるさと起業家支援プロジェクトに加わった。

 安東代表は「自動化や省力化で新規就農者が参入しやすくなり、人手不足の解消や移住の促進にもつながる。将来的には実験ハウスなど研究施設にしていきたい」と話す。

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