リスク管理について話す松本氏=佐賀市のホテルグランデはがくれ

 ITのリスク管理を考えるセミナーが7日、佐賀市で開かれた。アマゾンウェブサービスジャパンの松本照吾氏が、緊急時にも業務を継続するための計画「BCP(事業継続計画)」策定を呼び掛け、日頃からの連携や、状況に応じた検証を求めた。

 松本氏は2011年の東日本大震災を機に、中小企業の多くが人材や設備を失い、廃業に追い込まれたと説明。直接・間接的な自然災害などの緊急時に備えるため、BCP策定の必要性を強調、「復旧が遅いほど企業経営が難しくなる。BCPは企業の強みになる」と指摘した。

 IoT(モノのインターネット)の普及などでネットへの依存度が増している現状について、ソフトバンクの通信障害のニュースを例に、リスクを受け入れた上で運営にあたる重要性を説いた。

 セミナーは中小企業庁、九州経済産業局、ハイパーネットワーク社会研究所が主催し、ITの先端技術事業関係者ら約60人が参加。講演後は仮定の状況でBCPを策定するワークショップも行った。

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