江北町役場を出発する防災広報車や軽トラック=江北町

鍵盤ハーモニカなどで「ミッキーマウスマーチ」を合奏するあいあい保育園の年長児=鳥栖市のフレスポ鳥栖

 人や車の動きが慌ただしくなる年末に交通ルールの順守と交通マナーの向上を呼び掛ける、冬の交通安全県民運動が12日、県内各地で始まった。各署は21日までの10日間、地域の人たちと連携しながら街頭啓発キャンペーンなどを行い、事故防止や飲酒運転撲滅を訴える。

 県警交通企画課によると、県内の交通事故は11日現在で5410件(前年同期比992件減)、死者数は28人(前年同期比6件減)。過去5年間の交通事故発生状況を月別平均でみると、12月が発生件数、死者数ともに1年間で最も高い値となっている。これを踏まえ、同課は「年末は交通事故が発生しやすい状況になる。より緊張感を高めて、車間距離を十分にとって運転してほしい」と注意を促す。

 運動は(1)追突事故の防止(2)早めのライト点灯による夜間の交通事故防止(3)飲酒運転の根絶-を重点項目に取り組む。

 この日は、鳥栖署や白石署など県内5署で啓発活動を実施した。

歌や合奏、事故防止訴え

 鳥栖市の「フレスポ鳥栖」では、交通安全を啓発する合同コンサートが開かれた。市内のあいあい保育園(花田扶美園長)の年長児25人が歌や合奏を披露したほか、県警音楽隊による演奏も行われ、買い物客は音楽を楽しみながら、交通ルールを守る大切さを再認識した。

 園児は「たきび」など4曲を合唱。鍵盤ハーモニカや鉄琴、木琴などで「ミッキーマウスマーチ」を合奏し、会場から大きな拍手を受けた。県警音楽隊は「恋人たちのクリスマス」などクリスマスにちなんだ6曲を演奏。ノリのよい聞きなじみのある楽曲に、買い物客らは足を止め、しばし聞き入っていた。

 鳥栖三養基地区交通安全協会や鳥栖市交通対策協議会のメンバーら約50人も参加し、チラシを配るなど周知活動を行った。

 コンサート後は、参加者が鳥栖署まで約700メートルをパレード。鳥栖高書道部が揮毫(きごう)した長さ約20メートルの「やめよう佐賀のよかろうもん運転」の横断幕を掲げて行進し、交通事故防止を呼び掛けた。また、鳥栖市出身のプロレスラー・超人キングさんに鳥栖署安全・安心サポーターが委嘱された。

江北町でも出発式

 江北町で開かれた出発式には、町の交通指導員や交通安全母の会、白石地区交通安全協会江北支部のメンバー約15人が参加。山田恭輔町長が「町民の運転マナーの啓発に力を注いでほしい」と呼び掛けた。

 参加者は、交通安全を啓発するのぼり旗を立てた軽トラックや防災広報車に乗り込み、町内などを巡った。

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