青竹を打ち鳴らして厄をはらう伝統行事「見島のカセドリ」=佐賀市蓮池町の熊野権現神社

 12月も中旬に入り、2018年が暮れようとしている。今年もさまざまな出来事があった。県内20市町の主要ニュースをエリア担当記者が振り返る。

 佐賀市の蓮池町見島地区で350年以上続く伝統行事「見島(みしま)のカセドリ」が11月、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。秋田県の「男鹿(おが)のナマハゲ」など8県10件の伝統行事で構成する「来訪神 仮面・仮装の神々」の一つで、県内では唐津くんちに続いて2例目。

 地元には世界的な評価を受けた誇らしさとともに、突然の脚光でこれまで守ってきたしきたりが変わってしまうのではないか、という不安がないまぜになっているようだ。関心の高まりを追い風ととらえ、伝統を次の世代へつなぎたい。

 難航していたJR佐賀駅周辺整備事業は9月に、ようやく方向性が見えてきた。3月末で西友佐賀店が閉店し、佐賀市が跡地の取得に動いたが地権者と折り合わず、民間開発に委ねる方針に転換した。南北の駅前広場を佐賀らしい、のびやかな空間に生まれ変わらせ、駅から北へ延びる市道三溝線も歩道スペースを広く確保する構想。魅力的な“県都の顔”を生み出すとともに、買い物難民の解消が急がれる。

 異例の不祥事もあった。佐賀市が旧富士小学校体育館を市議会に無断でバスケットボール仕様に改修していた問題は、市議会が全会一致で昨年度決算を「不認定」とする事態に。計画を主導した畑瀬信芳副市長らが謝罪に追い込まれ、不適切な処理が次々に明らかになった。現在も市議会による真相究明が続いており、関係者の処分は年を越す可能性が高い。

5大ニュース

(1)「見島のカセドリ」ユネスコ遺産に

(2)西友佐賀店閉店、官民で再開発へ

(3)体育館改修問題、決算「不認定」に

(4)熱気球世界大会、上田選手3位健闘

(5)シチメンソウ立ち枯れ

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