物産展示販売場が入った会館棟、多目的ホールなどを備えた唐津市の「ふるさと会館アルピノ」。右奥がJR唐津駅

 唐津市は11日、2020年4月をめどににしたJR唐津駅前の「ふるさと会館アルピノ」の民営化について、建物は売却し、土地は10年以上50年未満で事業用定期借地権を設定して貸し付ける方針を示した。本年度内に募集要項を定め、来年11月末までに業者を決定する。

 市議会全員協議会で明らかにした。現時点の募集案では、条件として「特産品の展示販売と駐車場の両機能を確保」「駐車場はミニット(ボートレースからつの前売り場外発売場)との共用」「唐津焼協同組合のテナント入居を優先的に交渉」と現況を踏まえた内容になっている。

 その上で「市民の日常生活や地域経済を支える機能」として、医療、子育て、飲食、小売り、オフィス、駅・バス利用者の利便性向上、観光誘客など活用策を例示。市議から「自由度が低く、民間が参画しにくいのではないか」と問われると、阿蘇靖則経済観光部長は「既設の部分は残していくべきだろうと考えた。今後、業者と協議を重ねることになる」と答えた。

 アルピノは敷地面積7679平方メートル。鉄筋コンクリート3階建てで、会館棟と多目的ホール、屋外広場、駐車場がある。現施設は増改築ができ、業者が建て替えることも可能。建物売却価格と土地貸付料は専門家の意見を踏まえて決める。

 峰達郎市長は「駅の北側で中心市街地活性化の軸の一つでもある。民間の知恵を楽しみにしている」と語った。

このエントリーをはてなブックマークに追加