知財のビジネスマッチングの利点を解説した特許庁の鈴木貴久産業財産権専門官=佐賀市

 知的財産の活用について考えるセミナーがこのほど、佐賀市のグランデはがくれであり、特許庁の鈴木貴久産業財産権専門官が知財のビジネスマッチングによって業績アップにつながった具体例を紹介、「大企業と中小企業の出会いの機会になる」と知財の活用を勧めた。

 鈴木氏はビジネスにおける知財の活用について、「類似品の参入を防止することができるほか、他社へのライセンスで販路拡大にもつながる」と解説。大企業が保有し、他の企業に対して実施許諾の用意がある「開放特許」の活用については、建設コンサルタント会社が知財のマッチングにより他分野への進出した事例を引き合いに、「基礎技術の開発コストが少なく、大手企業の信用ブランド力を利用できる」と強調した。

 セミナーは県と県地域産業支援センターが主催し、県内の事業者などから約60人が聴講した。他に富士通(東京都)や九州電力(福岡県)などから開放特許の技術紹介もあった。

 

このエントリーをはてなブックマークに追加