「性別に左右されることなく進路を選択してほしい」と呼び掛けた荒木薫さん=佐賀市の佐賀大附属中学校

 佐賀大の「リケジョ(理系女子)」4人が7日、佐賀市の佐賀大附属中学校で講演した。自らの体験や思いを交えながら、理系の仕事や学問の魅力を1年生約140人に伝えた。広い視野でさまざまなことに関心を持ち、ダイバーシティ(多様性)を大切にしながら進路を選択するよう助言した。

 佐賀大が、女子中高生の理系の進路選択を後押しする取り組み「リケジョプラットフォームinSAGA」の一環として開催した。佐賀大の大学生や大学院生、医師、研究者4人が講演した。

 佐賀大ダイバーシティ推進室助教の荒木薫さんは性別や肌の色、障害など違いを尊重しあう社会になりつつあることを説明した。多様な価値観を大切にすれば能力を発揮できる人が増え、組織の進歩にもつながるとし「まずは、自らの世界を広げてほしい。将来の夢は自分が知っていることから出てくるのだから」とアドバイスした。

 佐賀大農学部研究員の龍田典子さんは、高校時代はソフトボールの部活に熱中していたことを振り返った。人気アニメ映画「風の谷のナウシカ」で環境問題に興味を持つようになり「今は土壌環境を改善する微生物を研究している。可能性があるのだから、怖がらずに多くの世界を知り、好きなことに熱中して」と呼び掛けた。

 星や理科が好きという内田早紀さん(13)は「将来の夢は決まっていないが、いろいろ興味を持ちながら将来を決めればいいと感じた。個性を尊重できる大人になりたい」と話した。

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