ニセ電話詐欺事件で現金を受け取る「受け子」の勧誘役を担ったとして、詐欺や窃盗などの罪に問われた住所不定、会社員の被告(34)に対し、佐賀地裁は6日、懲役7年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。

 吉井広幸裁判長は判決理由で、共犯者の受け子4人の供述は「信用できる」などとして共謀を認定し、弁護側の無罪主張を退けた。その上で「被告は一連の犯行を行った犯罪組織に所属し、調達した受け子と指示役をつなぐ役割を担っていた。被害は高額で、受け子よりも当罰性は一段階重い」と述べた。

 判決によると、被告は仲間らと共謀の上、昨年8~9月、佐賀県内外の60~80代の男女13人に親族などを装って電話し、うち11人から現金やキャッシュカードをだまし取ったり、カードを使って現金を引き出したりし、被害額は2444万円に上った。

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