大田市場に初出荷された「いちごさん」。仲卸業者らが試食し、味と見た目に太鼓判を押した=東京都大田区の大田市場

 佐賀県産イチゴの20年ぶりの新品種「いちごさん」が6日、日本一の青果物取扱量を誇る東京都の大田市場で初出荷された。注目の初競りでは贈答用1箱(15個、450グラム)に「いちごさん」にちなんで1万5300円の値が付いた。

 午前6時半、仲卸業者らでにぎわう場内の一角にカラフルないちごさんの特設コーナーがお目見え。試食用に8~10個入り150パックを用意し、市場関係者らに自慢の見た目と味を売り込んだ。バイヤーの増渕宗敏さん(38)は「甘みが強くて色がきれい。これだけメディア先行でブランド化を仕掛けているのも好感だ」と評価した。

 知事選のさなかに山口祥義知事も公務として駆け付け、JAの各組合長らとトップセールスをした。山口知事は「ネーミングも含めてこれが本当のイチゴだという、ど真ん中を目指した。日本のトップブランドに育て、さらには世界制覇を目指したい」と目標を掲げた。

 いちごさんは県とJAグループ佐賀、生産者が7年かけて約1万5千株の中から開発した。キャッチフレーズは「眺めてうっとり、かじって甘い」。初年度は166戸の農家が約18ヘクタールで栽培し、生産量約900トンを見込む。

 7日に大阪市中央卸売市場、14日に広島市中央卸売市場でも副知事らによるトップセールスを実施する。

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