救護活動を行う日赤関係者=佐賀市水防センター

 日本赤十字社の九州・沖縄八県支部合同災害救護訓練が2日、佐賀市水防センターなどで行われた。日赤関係者や消防、地元ボランティアなど296人が参加し、大規模地震を想定して医療救護の手順や関係機関との連携を確認した。

 訓練は、佐賀市で震度7の大地震が発生し、佐賀駅近辺のビルが崩壊して多数の負傷者が出たという想定。現地での救護活動のほか、どの医療機関も対応していない神埼市の避難所にも出向いて対処する訓練も行った。

 日赤関係者は、年齢や性別、けがの程度など細かく設定された負傷者に問診を行い、重症度によって治療の優先度を決める「トリアージ」を実施。設置した救護所での救護や救急車での病院搬送など、本番さながらの訓練に緊迫感が漂った。

 訓練で中等症患者の処置を行った矢野良平さん(34)は、受け入れ先の医療機関の状況に触れつつも「救護所のベッドに空きがない状況もあるので、より円滑な搬送が課題」と振り返り、現地での情報処理役を担った田口陽平さん(26)は「自分たちが主体となって現場をうまく動かせるよう考えなければ」と気を引き締めた。

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