佐賀県知事選は、現職の山口祥義候補(53)と新人の今田真人候補(72)が論戦を繰り広げている。2人が考える県の将来像や国との向き合い方などを5回にわたり紹介する。(上から届け出順)

山口祥義氏(53)「和」の魅力さらに磨く

 「佐賀だからこそ」という部分をさらに創出し、過去と未来がつながるような輝く地域にしていきたい。

 多くの外国人観光客が訪れているように、佐賀には歴史や景観、物産から、『葉隠』のような精神面に至るまで、本物の「和」の魅力がある。今ある佐賀の良さを組み合わせたり、デザインの視点を取り入れたりするソフト事業で、さらに磨きを掛けていく。

 自発の地域づくりを進めていくには、担い手が必要になる。CSO誘致に取り組んできたのは、さまざまな人材とノウハウが、人と人とをつないでくれるからだ。県もしっかりと支援するが、このような「民」が中心になる取り組みを伸ばし、もっと民間が「躍る」部分を広げていきたい。

 

今田真人氏(72)命を守る県政最優先に

 佐賀空港へのオスプレイ配備計画、玄海原発の稼働、諫早湾干拓事業と、佐賀県は世論を二分する大きな問題をいくつも抱えている。いずれも命と暮らしに関わる問題であり、県政で今、優先すべき大切な仕事は命を守ることだと考える。

 オスプレイは世界各地で墜落しており危険で、配備計画には反対する。原発はそこで働く労働者と地域住民の命と健康を脅かしているだけでなく、再生可能エネルギーの普及を阻害していて、即時廃止すべきだ。有明海も排水門を開けてこそ再生が果たされる。

 拙速に事を進めれば次世代に大きな影響を与えるので、多様な場所で議論を積み重ねるべきだ。いずれも国策でやってきたので、国政を変えれば転換できる。

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