三重津海軍所の発展と啓発の貢献したとして感謝状を贈られた江口善己さん=佐賀市の中川副公民館

 世界遺産の佐賀市の「三重津海軍所跡」の発展と啓発に貢献したとして、元川副町長の江口善己さん(80)に、感謝状が贈られた。江口さんは「(世界遺産に)登録されたのだから、これからも何らかの形で広めていけというメッセージだと思っている」と話した。

 感謝状を贈ったのは「明治日本の産業革命遺産世界遺産ルート推進協議会」。同協議会は、2015年に8県23施設からなる「明治日本の産業革命遺産」が世界遺産に登録されたことをきっかけに、来訪者に歴史的価値を広め、それぞれの施設を巡ってもらおうと16年に設立された。

 江口さんは三重津海軍所跡に隣接する佐野常民記念館の館長をしていた際に三重津海軍所跡の世界遺産登録に取り組んだ。当初は地元住民から笑われたこともあるが、講演会や勉強会を開催したり、海軍所跡でお祭りを開催したりして登録にこぎ着けた。世界遺産登録後も、まちづくり協会の会長や同記念館のボランティアスタッフとして地元住民や観光客に三重津海軍所跡の魅力や価値を伝え続けている。

 江口さんは「(登録には)いろいろな人の協力があり、感謝状をもらうのにふさわしいのかと思った」と謙遜しながらも、「子どもたちに魅力を伝えていくなど、恩返しとして、体の許す限り活動を続けたい」と意気込んでいる。

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