嬉野市の村上大祐市長と建設新幹線課職員が民間業者との会食を巡って市政治倫理条例に抵触した疑いがあるとして、政治倫理審査会の設置求める署名を提出した市議らが29日、市が実施を検討している署名の縦覧について、法的な根拠がないとして撤回を求める要望書を提出した。12月5日までの回答を求めている。

 山口卓也議員と山口虎太郎議員らが提出した。要望書では「行政は法的根拠のない行政行為はできない」と指摘、署名をした市民の間で不安が広がっているとして問題視し、縦覧の撤回を求めている。政倫審の委員の公正な選定や、署名の確認を迅速に行うことなども要請している。

 市政治倫理条例には署名の縦覧をする規定はない。市は縦覧を検討していることについて「署名をしていない人の署名が書かれていないかという心配を解消するため」と説明している。その上で、実施するかどうかは「法律に詳しい専門家と相談しながら判断したい」と述べた。

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