調査請求書などの資料を池田英信副市長(右)に手渡す山口卓也議員=嬉野市役所

 嬉野市の村上大祐市長と市建設新幹線課の職員が、東京都内での会食を巡って市政治倫理条例に抵触した疑いがあるとして、市議2人が28日、政治倫理審査会による調査と、公開説明会の開催を求める署名を提出した。署名は、政倫審の設置に必要な有権者数の100分の1を超えており、政倫審は設けられる見通し。

 山口卓也議員(33)と山口虎太郎議員(67)が27日までに集めた調査請求1060人分、説明会開催請求1051人分の署名を提出した。市長が不在だったため、池田英信副市長らが受け取った。

 調査請求書などによると、市長と職員2人(1人は当時)は東京都に出張した7月9日、うれしの茶を題材にしたアニメ制作を企画している関係者の招待を受け、都内の会員制ホテルで会食、職員2人はそのままホテルに宿泊した。食事代や宿泊費は関係者が負担したと指摘している。そのため、市政治倫理条例第4条の「職務に関して不正の疑惑を持たれる恐れのある行為をしないこと」「地位を利用していかなる金品も授受しないこと」に抵触していると主張している。

 市は、1週間の縦覧期間で署名の有効性を確認した後、政倫審を発足させ、調査を付託する見通し。調査結果は政倫審の発足から60日以内に回答することになる。市長の代理人を務める弁護士が現在、政倫審のメンバーに入っているため、市は委員を見直す方針。

 村上市長は「条例に抵触する行為は一切ない。今後、審査会で説明していく」としている。

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