特別公開された旧三菱合資会社唐津支店本館。「ゾンビランドサガ」のキャラクターを描いた「痛車」も登場=唐津市海岸通

 現在放送中のテレビアニメ「ソンビランドサガ」で主人公たちの住まいとなっている、佐賀県唐津市海岸通にある明治の洋館「旧三菱合資会社唐津支店本館」(唐津市歴史民俗資料館)が25日に特別公開され、県内外から若者中心に1000人超が訪れた。近代化遺産全国一斉公開に合わせた催しで、想定以上の来場者に関係者は「こんなことは初めて」とうれしい悲鳴を上げている。

 建物は老朽化が進み、2003年から休館している。昨年は2日間の公開で約300人の来場者があり、今年は1日限りで300人を見込んでいた。だが開場から2時間後には用意していた資料がなくなり、急きょ追加。東京や大阪から訪ねた人もいた。

 17時の終了間際には、アイドルを目指すゾンビの少女ら主人公を車体に描いた「痛車」が登場。この日に間に合うように発注したという唐津市出身で福岡県糸島市の会社員吉永勇也さん(31)は「小学生のころに絵に描いたこの建物がアニメに出てきてびっくりした。佐賀県がたくさん出てくるこのアニメをもっと広めたい」と語った。

 管理人として世話している近所の西元一重さん(68)は「朝、玄関を開けるとすでに待っている人がいた。大盛況で、資料館も喜んでいるはず」と小躍り。放送開始後は毎日、訪ねる人を見かけるという。

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