海底の水道管を引いた曾祖父について発表した金ヶ江聖諭君=有田町の九州陶磁文化館

 児童が先祖について調べて発表する「伝えよう!家族の歴史」が24日、有田町の県立九州陶磁文化館で開かれた。町内の小学6年生10人が、写真のスライドやゆかりの品を見せながら、地域に貢献したり、苦労して家庭を支えた先祖について紹介し、家族の絆を再確認した。

 明治有田偉人博の事業の一つで、8月からプロの講師に調査の仕方や伝え方を学び、家族から聞き取ったり、資料を調べてきた。

 大山小の金ヶ江聖諭君は、水道がなかった長崎県松浦市の青島に、海底水道管を引く事業の委員長だった曾祖父について調査。「青島を愛した人だった。ひいおじいちゃんのように発想力、実行力のある人になりたい」と力を込めた。

 有田小の北川遼さんは、北川陶芸で動物の小物「ミクロス」を手掛けた曾々祖父らを紹介。ミクロスを見せながら、海外に大量に輸出されたエピソードを披露した。有田中部小の森山彩華さんは、焼き物をわらや縄で包む荷師だった曾祖父に触れた。包む素材の変化で荷師がいなくなった歴史もひもとき「今、当たり前の生活ができるのも先祖がいたから」と感謝した。

 「有田焼の母」の百婆仙や、貨物を運んだ中樽駅(現JR上有田駅)設置に尽力したり、有田町初の保育園を作ったりした祖先の発表もあった。

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