停車中に披露されたへそ踊り。各地域で手作りのもてなしがあった=江北町の肥前山口駅

JR九州のグルメ列車で佐賀の食材をふんだんに使った特製弁当を味わう乗客

 「うまかby(バイ)列車」と題したグルメ列車が25日に運行された。特製弁当や日本酒、もてなしと全てが佐賀尽くしで、レトロな内装のSL人吉号でJR長崎線博多駅から多良駅まで往復した。約120人が田園風景や有明海をのんびりと眺めながら佐賀の魅力を満喫した。

 JR九州佐賀鉄道部が佐賀県や沿線11市町の協力を受け、「食」で佐賀を知ってもらおうと初めて実施した。

 弁当は佐賀牛のステーキ、有明鶏のあんかけなど20品近く盛り付けられ、食材はJAさがが提供した。能古見や鍋島、天山の純米吟醸など7銘柄が振る舞われた。多良駅では蟹(かに)汁が出され、うまみの強さに驚いた様子だった。県産海苔(のり)の最高級品「佐賀海苔有明海一番」、白石産レンコン、県産イチゴの新品種「いちごさん」などのプレゼントもあった。

 バルーンの係留飛行、へそ踊りなど沿線自治体や住民が温かくもてなした。肥前浜駅では日本酒の角打ち、着物姿での踊りもあった。福岡県篠栗町の原口尚武さん(78)、里美さん(76)夫婦は「佐賀のファンになった。1週間前に見学したさが幕末維新博を再訪する」と満足げ。福岡市の島村剛さん(85)は「車で普段通るところでも、素晴らしい食事と酒を味わい、人と語れば素晴らしい旅になる」と感想を述べた。

 中島英明部長(52)は「佐賀がいいところと伝えたかった。キャンセル待ちが出るほど反響があり、今後の開催も検討したい」と語った。

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