講演をした前田さん(右)と古賀さん(右から2人目)=佐賀市の旧枝梅酒造

 「佐賀藩はアームストロング砲を造ったか否か」を議論するシンポジウム(さが長崎街道まちづくり実行委員会、幕末佐賀研究会共催)が25日、佐賀市の枝梅酒造跡で開かれた。幕末佐賀研究会の古賀利幸さんと、佐賀市教育委員会の前田達男さんが持論を展開し、来場者約55人が聴き入った。

 古賀さんは「佐賀藩はアームストロング砲を実際に造った」と主張。「西欧には佐賀藩と同じ造りの大砲がなく、砲身にできる線条痕も形が違う」と根拠を示した。

 一方、前田さんは「古文書に出てくる『製造』の意味が、一から造ることか、輸入した部品を組み合わせることなのか吟味が必要」と話した上で、「当時、大砲を一から造る技術はなかった」と結論づけた。

 その後、長崎街道のまちづくりについての意見交換会もあった。まちづくり実行委員会は本年度で終了する「肥前さが幕末維新博覧会」や、城下町周辺に残る歴史遺産の情報集積地として、酒造跡を活用しようと試みている。

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