忍者をテーマに話し合ったトークショー=嬉野市の肥前夢街道

 嬉野の未来を考えるトークショー「嬉野文化未来会議」が25日夜、同市のテーマパーク「肥前夢街道」であった。嬉野に存在したとされる忍者文化を軸に、嬉野の魅力をひもときつつ、今後の地域おこしにつながる方策を探った。

 司会を務めた脳科学者の茂木健一郎さんをはじめ、嬉野市の村上大祐市長、佐賀新聞社の中尾清一郎社長、肥前夢街道で活躍するくノ一忍者「お雪」と「お龍(りょう)」が登壇した。

 嬉野の可能性について、中尾社長は「お茶や温泉、それに加えて忍者までそろった場所は全国にもないだろう。非常に恵まれている」と指摘。村上市長も「いまや忍者は人々を引きつける言葉“パワーワード”になった。嬉野の忍者を全面的に押し出したい」と意欲を見せた。

 くノ一のお雪とお龍は「忍者を広く発信できるよう修行を積み重ねたい」「アニメや時代劇を参考に、いろんな角度からアピールしたい」と口をそろえた。

 茂木さんは「脳科学的に言えば、女性の方が男性に比べて人の心を読み取る力や、人を動かす力に長(た)けている。くノ一にも相手を動かす力があっただろう」と分析し、「日本国内のみならず外国にも広く発信を」と締めくくった。

 トークショー後は来場者にうれしの紅茶などが振る舞われた。娘や孫と訪れた村井恵子さん(67)=福岡県北九州市=は「嬉野の魅力がよく分かった。温かい人が多くて楽しかった」と満足していた。

 会議は来年2月の地方創生イベント「嬉野デザインウィーク」のプレイベントで、嬉野市や佐賀新聞社など5者でつくる嬉野デザインウィークコンソーシアムが主催した。

このエントリーをはてなブックマークに追加