街頭でマイクを握り「原発ゼロ」を訴える今田真人氏=唐津市

支持者と握手をする山口祥義氏=吉野ヶ里町の町中央公民館

 任期満了に伴う佐賀県知事選は、29日の告示前の最後の週末を迎えた。立候補を表明している現職と新人の両陣営はそれぞれ支援団体を回るなど、選挙戦に向けた準備を進めた。

 県内全20市町に組織した後援会で県政報告会を続けてきた現職の山口祥義氏(53)=1期=は23日、神埼郡吉野ヶ里町で会合を開き、全てを回り終えた。約200人の支持者を前に「佐賀県は外国人観光客も増えている。アジアに近い地の利を生かし、多くのお客さんが訪れるようにしたい」と力を込めた。

 政党で推薦を得ている自民党からは26日、公明党からは25日に推薦状を受け取る。

 大学の同級生になる衆院会派「無所属の会」の大串博志衆院議員(佐賀2区)は、国民民主党県連が自主投票になったことや、連合佐賀が山口氏を可能な限り応援する方針を表明している状況を踏まえ、「基本的に応援して支えていく」という意向を示している。

 新人で共産党県委員長の今田真人氏(72)は23日午前、唐津市で開かれた党の決起集会に参加した。午後からは、来春の統一地方選や来夏の参院選に出馬する予定の党公認候補と街頭でマイクを握った。

 今田氏の選挙母体となる「みんなで明るい佐賀県政をつくる会」は、代表世話人や事務局長などがようやく決まり、22日に県選挙管理委員会に政治団体としての届け出を済ませた。

 新たに団体に加わった玄海原発対策住民会議の成冨忠良会長(77)は「知事には原発を止め、住民の安心安全を守る義務がある」と話した。今田氏は「少しずつ輪は広がっている。団体では難しくても、『個人でなら』という人を増やしたい」と選挙戦を見据えた。

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