「小城鍋島文庫」にスポットを当てたイベントへの来場を呼び掛ける佐賀大の中尾友香梨准教授=佐賀市の佐賀大学附属図書館

 佐賀大学は25日午後1時から、附属図書館の「小城鍋島文庫」にスポットを当てたイベントを開く。同文庫の貴重な書籍を展示し、研究者による講演やギャラリートークなどでその魅力を紹介する。入場無料。

 「小城鍋島文庫」は、佐賀大学に寄贈された小城藩の藩主家と藩校の蔵書。毎年11月の「図書館月間」に実施している市民向け企画として、現存する約1万点の資料のうち、9点を同館エントランスに29日まで展示する。

 イベントでは、白石良夫・元佐賀大教授が「小城藩の蔵書を充実させた夭折の天才-鍋島直嵩(なおたけ)」をテーマに講演。中尾友香梨・佐賀大准教授は、小城藩2代藩主・鍋島直能(なおよし)に献上された源氏物語のダイジェスト版「十帖源氏」の著者自筆の書き入れがある初版本について解説する。

 当日は、源氏物語にも登場する中国伝来の楽器「七絃琴(しちげんきん)」の演奏や、平安貴族の生活を彩った練香(ねりこう)を手作りで調製するワークショップも開く。

 中尾准教授は「支藩とはいえ、小城藩の文化レベルの高さを示す貴重な資料を見てほしい」と来場を呼び掛ける。参加希望者は事前申し込みが必要だが、当日参加も受け付ける。問い合わせは同図書館、電話0952(28)8902。

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