発達障害者向けプランを導入した自動車教習所のケースを情報共有した「発達障がい者トータルライフ支援検討委員会」の第2回会合=佐賀市役所

 乳幼児期から成人まで切れ目のない発達障害者支援を目指す「佐賀市発達障がい者トータルライフ支援検討委員会」の第2回会合が19日夜、佐賀市役所で開かれた。佐賀大学医学部の堀川悦夫教授が、発達障害者向けのサポートプランを取り入れた自動車学校に全国から利用者が集まっている実態を報告した。

 サポートプランを設けているのは栃木県の鹿沼自動車教習所で、教習生活をきめ細かく支援するコーディネーターを配置し、事前面談を通じて個別の支援計画を立てている。合宿プランなどを利用して九州を含む全国各地から176人が入校し、153人が免許を取得した。

 堀川教授は「卒業後の事故率が高いということもない。特性に合わせたケアがあれば、免許の取得は十分に可能だ」と述べた。

 会合では、佐賀市内の学校などから聞き取った現状と課題を巡り意見交換した。高校からは「全生徒の1~2割弱に発達障害の特性が疑われ、年々増加している」「保護者の理解が得られない生徒への対応が難しい」などの報告があった。

 今後は相談窓口や情報共有の在り方を検討する予定で、次回は2月に開く。

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